観葉植物に起こる7つのトラブルの原因と対処法【自宅園芸ガーデニング】

枯れる前の7つの兆候 観葉植物

SOSに気がつけば救える

枯れる前の7つの兆候

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こんにちはペトペンチアです。

現在2月中旬ですが
ご視聴の皆さんの観葉植物が春を迎える前に
枯れてきている、葉が黄色くなっている、茶色くなっている
というようなことが起こっているかもしれません。

この時期は植物のメンテナンスが難しいので
1年の中でもトラブルが起きやすい季節です。

ただトラブルの原因を知っていれば対処することができるので
今回は観葉植物のトラブルがなぜ起こるのか
その原因と対処法をご紹介していきたいと思います。

今回紹介するものは年間を通して起こりうるので
植物を守るために知っておいて頂ければと思います。

自己紹介

ペトペンチア
ペトペンチア

記事を書いている私は5年間イタリアのクレモナという土地でバイオリン制作をしていました。
元々ものづくりが好きでイタリアにも留学してみたいという思いから
クレモナのバイオリン制作学校へ通うことになりました。
その後帰国しサラリーマンをしていますが、現在休職中です。
休職期間中に自分の本当にやりたいことを形にできるように努力しているような状態です。
バイオリン制作で得た経験と知識を生かして誰かの役に立てれば幸いに思います。

1つ目のトラブル

【下葉が黄色くなる】

枯れる前の7つの兆候
こちらのフィカスゴールドコインは下葉が黄色くなっていますが
原因として考えられることは

  • 葉の寿命
  • 根詰まり
  • 肥料切れ
  • 寒さ
  • 葉水

の5つが考えられます。

葉の寿命の場合は

植物の葉というのは古くなると黄色くなり
時間が経てば落ちていくので葉の寿命が原因であれば
完全に黄色くなって自然に落ちるまで
そのままにしておくのが良いです

見栄えが悪という理由で剪定することもできますが
光合成が出来る部分が少なくなるため一時的に
弱ってしまう可能性があるのでご注意ください

原因が根詰まりの場合は

最低気温が15℃以上あれば植え替えることで
根詰まりを解消することができ
状態も徐々に回復していきます。

肥料切れの場合は

肥料切れの場合も同じように
下の葉が黄色く変色するという症状が起こります。
これは植物が成長するための養分が足りていない
という事になるので
最低気温を15℃以上に保ち
肥料を施肥する
春の暖かくなる時期まで何とか耐えて
同じく肥料を施肥する
状態が良くなっていきます。

寒さが原因の場合は

植物が冬の寒さを感じていても
春が近づくにつれて日照時間が長くなると
新しい葉に栄養がいくように
古い葉を落としていきます。
この症状の場合は心配する必要は殆どありませんが、
寒さが原因なのでできるだけ栽培環境の
温度を上げる工夫をすると良いです。

私は冬でも温度を保つために
ダイソンのホット&クールファンを
24時間使用しています。


そして24時間暖房器具を使用すると
室内が乾燥してしまうので
加湿器も24時間使用しています。


以前栽培環境の温度を14度上げる裏技という
記事を投稿しているのでこちらをご覧頂ければと思います。
植物が歓喜する超簡単DIY冬の節電術【観葉・塊根・エアプランツ・ビカクシダ水やり方法】

葉水が原因の場合は

葉水は通常の観葉植物であれば
寒い時期も含め年間を通して行うほうが良いですが
乾燥に強い品種は葉水で弱ってしまうことがあります。
乾燥に強い観葉植物には

  • パキラ
  • ユッカ
  • サンスベリア
  • クワズイモ
  • ユーカリ
  • ユーフォルビア
  • サボテン
  • リプサリス
  • ホヤ
  • ドラセナ

などがあります。
これらの品種は湿気によって
ダメージを受けやすいので
特に寒い時期の葉水は状態を見ながら
控えるようにしましょう

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2つ目のトラブル

【葉の中間部分が枯れる】

枯れる前の7つの兆候
こちらは縞珊瑚アナナスという
タンクタイプのブロメリアになりますが
葉の中間部分が枯れています。

考えられる原因としては

  • 蒸散できていない
  • 害虫被害

の2つが考えられます。

蒸散できていない場合

植物は濡れたり乾いたりの乾湿を繰り返し
代謝を上げることで良く蒸散しますが、
寒い時期は代謝が下がってしまいます。

特に蒸れによって蒸散が上手くできず
代謝が落ちていることが多いです。

特に鉢が密集していたり、葉が密集することで
風通しが悪くなっているという事が考えらます。

この場合は兎に角風通しを良くするために
サーキュレーターや扇風機を使用したり

鉢に間隔を空けて管理をしたり
密集している葉を剪定して間引いたりすることで
解消することができます。

害虫被害の場合

春を迎える前、寒い時期であっても
植物が害虫の被害にあってしまうことがあります。
症状としては葉の中間が枯れていたり
下葉の方から食害に遭うということが多いです。
枯れ方を見て所々まばらに枯れているように見えたら
害虫の発生が原因かもしれません。

カイガラムシやアザミウマなどの害虫から
食害に遭ってしまった場合は
薬剤を散布するようにしましょう。

春を迎えていればハイポネックス殺虫剤入りや


マグァンプDなどの殺虫、害虫予防ができる


肥料を施肥するのもお勧めです。

3つ目のトラブル

【枝がシワシワになる】

枯れる前の7つの兆候
枝がシワシワになってしまう原因は

  • 日照不足
  • 根腐れ

の2つが大きな原因となっています。

日照不足の場合

日照が足りていないと
新芽が動きだしているのにも関わらず
エネルギーが足りない状態となってしまい
枝がシワシワになったり
生長点が黒くなってしまうことがあります。

特に先ほど乾燥に強い植物で紹介した。

  • パキラ
  • ユッカ
  • サンスベリア
  • クワズイモ
  • ユーカリ
  • ユーフォルビア
  • サボテン
  • リプサリス
  • ホヤ
  • ドラセナ

などの植物は日照不足が起こりやすい
ので注意が必要です。

シワシワになった枝は腐ってしまっている状態なので
剪定しておくのが良いです。
出来れば切り口に殺菌剤などを塗っておくと
更に良いです。


日照を確保するために置き場所を換えたり
植物育成ライトを使用するのもお勧めです。
私のお勧めのライトは
こちらの記事をご覧頂ければと思います。
最安値!【799円】激安すぎる植物育成ライトその能力はいかほど!?ビカクシダとエアープランツで検証

919円で購入できて
通常のライトとしても使えるので
はじめてのライトにお勧めです。

根腐れが原因の場合

寒い時期は殆どの観葉植物は休眠期に入るので
水やりを控えたり
種類によっては断水を行いますが

気を付けていても根は見えていない部分なので
知らないうちに腐ってしまうという事があります。

根が腐っていると枝がシワシワになったり
触るとブヨブヨになっているという事があるので
日々観察して変化に気が付けると
植物を救える可能性が高くなるので
普段目に入る位置に置いておくというのもお勧めです。

根腐れのサインとしては
  • 葉や茎に元気がない
  • 茎や幹が変色している(茶色や黒ずみが出てきた)
  • 茎や幹がやわらかくなった
  • 葉が変色して落ちる
  • 土の乾燥が遅い
  • 土表面にカビが生えている
  • 土から腐ったような臭いがする

というような症状が現れます。

こういった症状がある場合は根腐れを起こしているので
寒い時期であっても対処する方が良いと思います。

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対処法としては

一度鉢から取り出して
腐っている部分があれば切除します。

その後植え替えをしますが
ここでは新しい土で植え替える方が良いです。
菌が繁殖している可能性があるので
鉢も新しいものにするか殺菌してから使うのをお勧めします。

土には
  • 赤玉土小粒
  • 鹿沼土小粒
  • 川砂
  • ピートモス

などを配合して排水性を高めて
肥料は入れないようにしましょう。

普段はプロトリーフの粒状かるーい培養土を
お勧めするのですが


肥料が入っているので
根腐れした株には不向きかもしれません。

植え替え後は通常の観葉植物であれば
2、3日水やりは行わずに乾かすようにして
水やり後も空気が動くように
換気を行ったりサーキュレーターや


扇風機をしようするようにしましょう。


サボテン、ユーホルビアなどは
乾燥にとても強く根が細いので
植え替えの際に根がちぎれてしまっていて
すぐに水やりをすると千切れた根の部分から
腐ってしまうことが多いので
植え替えから1週間は水やりを控えます

植え替え後の置き場所は
根にダメージがある状態なので
直射日光を避けた明るい場所で管理をして
新芽に動きが出てきたらその植物に適した環境で
栽培を行うようにしましょう。

サボテン、ユーホルビアなどは休眠期であれば
休眠があけるまで水やりをせずに
新芽が動き出すまでそのままでも問題ありません。

今回は実際にアデニウムの枝が
シワシワになってしまったので
鉢から抜いてみようと思います。
動画の08:00辺りから植え替えを行っています。


4つ目のトラブル

【葉先が枯れる】

枯れる前の7つの兆候
葉の先端部分だけが枯れている原因としては

  • 水切れ
  • 根詰まり
  • 肥料過多

の3つが原因と考えられます。

水切れが原因の場合

水やりの頻度が足りていない、
もしくは一度にあげる量が少ないことから水不足になります。
観葉植物の水やりは、
土が乾いたら水をたっぷりあげることが大切です。
ただ水やりの後にたまった受け皿の水は、
すぐに捨てるようにしょう
水をためていると根腐れの原因になります。

もう一つ水不足の原因として考えられるのが、
観葉植物を置いている場所が乾燥していることです。
冷房の風が直接当たるところに
観葉植物を置いていると
とても乾燥してしまい
葉から蒸散される水分が多くなり、
いつも通り水やりをしていても足りていない場合があります。
葉が枯れてしまったら、
置き場所を見直してみましょう。

根詰まりが原因の場合

枯れる前の7つの兆候
根詰まりとは、
鉢の中に根がいっぱいに張ってしまい、
水分や養分をうまく吸い上げられなくなっている状態のことです。
育成が早い植物で
植え替えを行っていないものなどに見られます。
鉢の底から根が出てきたら植え替えのタイミングです。
一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう

肥料過多の場合

肥料を与えすぎていると
葉が周囲から枯れていることがあります。
特に寒い時期には肥料を吸収することができないので
施肥しないようにしましょう

反対に生育期に肥料が足りていない場合
栄養のバランスが悪くなったことによって
葉先が枯れてくるという事もあります。
植物が育っていくのに必要な三大栄養素は
窒素、リン酸、カリウムです。
葉が枯れてしまう原因としては
リン酸やカリウムの不足が考えれらます。

適期にはマグァンプKや


液体肥料のハイポネックスを施肥するのがお勧めです。


5つ目のトラブル

【葉の淵から枯れてくる】

枯れる前の7つの兆候

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葉の周囲から枯れてくる原因は

  • 根が張っていない
  • 葉焼け

根が張っていない場合

植物は土に根が張れないと余計な蒸散を防ぐために
葉を枯らして減らそうとします。
根を張らせるためには
水や肥料を与えすぎないようにし
風通し良く、温度が低くならないように管理をします。
根が張っていない状態で強い光に当たると
弱ってしまうので明るい日陰で管理をするのが良いです。
また根が張っていない状態では
根腐れしやすいのでご注意ください。

葉焼けが原因の場合

人間で言う日焼けと同じように、
観葉植物も長時間日光に当たっている
と葉っぱが焼けてしまいます。
観葉植物のグリーンを保っている葉緑素が、
過剰な日光によって破壊されるからです。

植物の葉の色や厚み
固さによって、葉の色が白や黒
茶色などに変色します。
一度焼けてしまうと回復することができないため、
新芽の成長を待つしかありません。

これは私の体感ですが、一度葉焼けをした後に出てくる葉は
強い光にある程度耐性が付くため
葉焼けしにくくなるというように思います。

実際にこちらのコーヒーノキも葉焼けした後
同じ場所で管理していましたが
新芽は葉焼けしませんでした。
枯れる前の7つの兆候

葉焼けは、
葉の厚みが薄い植物や斑入りなど、
色素が薄い植物などで生じやすいです。
葉のクロロフィル(緑色を発色する色素)が
直射日光で損害を受けて生じる障害なので、
植物種によって、
葉のクロロフィル含有量が異なります。
これにより、葉やけのしやすさにも変化が出てきます。
また、葉が薄い植物は水が蒸発しやすいので、
葉やけが生じるリスクが高くなります。

そして寒い時期には起こりにくい葉焼けですが
暖かい環境で直射日光が当たる場合は注意が必要ですし
暗い場所からいきなり明るい場所で管理を始めると
葉焼けしやすくなるので
徐々に新しい環境に慣れさせる
順化を行うのがお勧めです。

ガラリと植物の環境が変わったり
鉢を持って移動させたりするだけでも
ストレスに感じてしまうので
植物の置き場所はできるだけ変えないのがお勧めです。

6つ目のトラブル

【葉に点々ができる】

枯れる前の7つの兆候
葉に点々ができている原因は

  • 炭疽病

の可能性が高いです。
炭疽病はカビの一種である病原菌が原因で発生する病気であり、
多くの果樹や野菜に発生することが知られています。
マンゴーやアボカド、バナナなど多くの果物に発生し
また野菜でもキュウリやゴーヤーなどのウリ科植物、
イチゴ、その他ほとんどの野菜で炭疽病が見られます。
他にも、芝や雑草など、あらゆるものに感染する病気なので
観葉植物にも発生することがあります。

対処法としては
枝や葉は剪定して取り除き殺菌剤などを塗布します


この時剪定鋏は使用前、使用後消毒しましょう。
適期には排水の良い土に植え替えを行い
菌が発生しないように鉢が密になったり
葉が密集しないように工夫して
風通し良く管理することで発生を防ぐことができます。

7つ目のトラブル

【葉に黄色い斑点ができる】

枯れる前の7つの兆候
葉っぱや茎に淡い黄色の斑点が現れる原因は

  • 斑点病

の疑いがあります。
斑点病はその名の通り、
観葉植物の葉っぱや茎に淡い黄色の斑点が現れる病気です。
「斑点が現れる」といった点では炭そ病と少し似ていますが、
斑点病は穴が開きません。

とはいっても放置をしておくと、
葉っぱだけではなく株も枯れる可能性があります。

主な原因は、カビによるものがほとんどです。

  • 「風通しが悪い」
  • 「土はけが悪い土壌」
  • 「外から胞子が運ばれてくる」

などによってカビが増殖し、斑点病へと発展します。

対処法は

  • 病変した葉を切り取る
  • 園芸用の薬剤を散布する
  • 風通しを良くする

ということを行います。
薬剤は斑点病に効果があるものが売られています。

他にも褐斑病やうどん粉病などの病気も
風通しが悪いことが原因となるので
換気を行ったり
サーキュレーターや扇風機を
ご使用いただくのも良いと思います。

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