モンステラの育て方・増やし方・植え替え方法・斑入りの管理・病害虫

モンステラの育て方 観葉植物

モンステラの実は食べられる⁉
モンステラの育て方

スポンサーリンク

こんにちはペトペンチアです。

今回はモンステラの育て方と増やし方をご紹介したいと思います。

自己紹介

ペトペンチア
ペトペンチア

記事を書いている私は【妻と二人の自宅園芸】というYoutubeチャンネルを2021年8月に開設し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
2023年9月に皆様のおかげで登録者数1万7千人を超えるチャンネルへと成長し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
他にもNFTアートクリエイターとして、執筆家としてオンラインの園芸店として、ビカクシダの板付けのワークショップなどの活動しておりますので、皆様と植物を通してご縁があれば嬉しいです。
【全ての活動のリンク】https://lit.link/petopentia
【執筆している本】


モンステラとは

モンステラの育て方
モンステラは熱帯アメリカに分布するサトイモ科のつる性または半つる性の植物で、20~40種類あると言われています。
葉は生長するにつれ、縁から切れ込みが入ったり穴があき、独特な面白い姿になります。

切れ込みが入る理由

モンステラの育て方
この切れ込みは風通しを良くしたり、株全体に日を当てるためだったり、大雨で幹や枝が折れないようにしていると言われています。
また自ら上昇気流を作り出すことで、蒸散しやすくしているとも考えられています。

切れ込みが入る時期

種から生育を初めて、だいたい4枚目~9枚目くらいから切れ込みが入ってきます。
切れ込みが入らなかったり、切れ込みが入った葉が展開した後、切れ込みが入っていない葉が展開する場合は肥料が足りていないか光量不足の可能性もあります。

特徴

モンステラの育て方
モンステラは水が好きな植物ですが、大きな株になれば乾燥にも比較的強くなる強健な観葉植物です。
モンステラは葉の縁に水孔(すいこう)と呼ばれる排水器官があり、朝方モンステラを見てみると葉の縁に水滴が付いていることがあります。
全ての植物に水孔がついている訳ではないので、初めはビックリしてしまうかもしれませんが、モンステラの状態が悪くなっている訳では無く、むしろ健康な証拠なので気にしなくて大丈夫です。

気根

モンステラの育て方

スポンサーリンク

モンステラの茎から何か出ていると思うかもしれませんがモンステラから、ひょろっと出ているのは気根(きこん)です。
気根は邪魔なら切っても発育に影響はありませんが、モンステラの特徴の一つなので、そのまま育てるのも面白いと思います。
気根は空気中の水分や養分を吸収したり、支柱の役割もしています。
またこの気根は根なのでこの気根を利用することで挿し木や水差しの成功率を格段に上げることができます。
モンステラが乾燥に強い理由はこの気根だったり根を良く伸ばすところにあります。

名前の由来

モンステラという名前の理由、モンステラの学名・英名の「Monstera」は、ラテン語「monstrum(奇怪・異常)」が語源となっていて、これは英語のモンスターですので怪物ということになりますが、良く成長したモンステラの葉は1mにもなり葉に大きな切れ込みが入ったり穴があいたりする、独特で不思議な葉の形からきています。
また小型の品種も存在し、ヒメモンステラと呼ばれています。
モンステラの育て方

育て方

日当たり・置き場所【屋外】

春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。
遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。


【屋内】

耐陰性があるので、屋内でも育てることができます。
しかし、日光が当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置くと良いです。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、
レースのカーテン越し程度の日光を当てると良いです。

【置き場所】

高温多湿に強く、耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら育てることが可能です。
ただエアコンなどの風が直接当たると乾燥しすぎてしまい葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所で管理を行うようにしましょう。

【温度】

高温には強い植物ですが、低温には弱いので、霜に当たらない様に気をつけましょう。
ベランダ等で育てられている方は、肌寒くなってきたら室内に取り込むようにしましょう。
冬は暖房などを使用するのがお勧めです。

【用土】

モンステラは高温多湿を好みますが、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。

自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、

 


 



生育環境に合わせて微調整してください。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことで、コバエの発生をある程度防ぐことが出来ます。

私のお勧めは毎回紹介させて頂いていますが、粒状かるーい培養土になります。

  • 水捌けが良い
  • 乾き具合がわかりやすい
  • 適度に肥料が入っている

ということでとても使いやすいです。

【日常の管理】

モンステラの葉は大きく、広いためホコリが積もりやすいです。
そのため、2、3日に一回程度のペースで掃除してください。
また、枯れた葉などを取り除いて下さい。
葉水を行うことでも植物の老廃物や埃も洗い流すことができ、保湿にも繋がるので1日、2日に1回など、栽培環境の湿度に合わせて積極的に行うのが良いです。
室内でも床や壁を水浸しにしないようにミストガンを使うのがお勧めです。

【水やり】

モンステラは寒さに弱いので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。

【気温が高いとき】

主に春~秋の生長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。

【気温が低いとき】

モンステラは気温が低くなってくると生長が緩慢になってきます。
そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。
具体的には、表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりをしてください。
モンステラを乾燥させて、樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。

【夏越し】

屋外で育てる場合、猛暑日は日陰に移動してください。
30~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。
水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり蒸れてしまうことがあります。
メネデールなどの活力剤をうすめに希釈して、水やりの2~3回に一度のペースで行うと夏バテを防止できます。

【冬越し】

気温が低くなったら生長が止まるので、水やりを寒くなるにつれて徐々に減らします。
最も寒くなる時期にいつもの水やりにプラス3日間くらい間隔を空けて水やりを行うのが良いです。
霜に当たると枯れてきてしまうので、当たらないように15℃を下回るようになったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温するのが良いです。


また5度以下にならないように管理するようにしましょう。

日照も確保しにくくなるので植物育成ライトで光を補ってあげるとより良く冬を越すことができます。

お勧めのライトについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
最安値!【799円】激安すぎる植物育成ライトその能力はいかほど!?ビカクシダとエアープランツで検証

【葉水】

葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。

【肥料】

基本的に肥料は無くてもよいのですが、与えた方が生長がはやくなります。
冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと、肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、




緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。



病害虫

【ハダニ】

モンステラの育て方
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。
葉の裏側に潜み吸汁します。
ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。
そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

【アブラムシ】

モンステラの育て方
アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。
幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。
群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがモンステラの中に侵入し、病気を発症させます。
また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

【カイガラムシ】

モンステラの育て方

スポンサーリンク

3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。
吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

【ナメクジ】

モンステラの育て方
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、小さい株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

【ダンゴムシ】

モンステラの育て方
柔らかい花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。
ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにモンステラを置いている場合は注意が必要です。

【バッタ】

モンステラの育て方
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。
また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
割り箸などで見つけ次第捕殺してください。
防虫ネットも有効です。

害虫予防・駆除

害虫の予防にはハイポネックス殺虫剤入りや


マグァンプDがお勧めです。


1年で使用総回数が5回までなので成長期に合わせてお使いください。

既に害虫が発生している場合はベニカスプレーや


カイガラムシスプレーがお勧めです。

モンステラの選び方

モンステラを買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々モンステラが弱ってしまったり、
最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。
病害虫以外では葉が大きく、茎がしっかりしているものを選ぶと良いです。

モンステラの育て方
モンステラは中々開花しませんが、生長すると極まれに白い花を咲かせることがあります。
モンステラの花の形はサトイモ科の花の形そのもので、肉穂花序(にくすいかじょ)を包む仏炎苞(ぶつえんほう)を持っています。
この仏炎苞を花の本体だと思われている方も多いのですが、実は仏炎苞に包まれている円柱状の肉穂花序がいわゆる花の本体になります。
花は芳香性で、甘酸っぱい香りを漂わせるようです。
また、雌雄同株(しゆうどうかぶ)なため、実をつけることがあります。

収穫

モンステラの育て方
開花後に結実することがあります。
そのまま放置しておくと実を収穫することができます。
モンステラの実は食用とされており、結実後約1年経つと完熟し、甘酸っぱい香りを漂わせます。
南方の島ではモンステラの実が販売されることがあるようです。
モンステラの実は徐々に完熟していき、表面の硬い皮の部分を剥がして中身の柔らかい部分を食します。

種まき

モンステラの育て方

スポンサーリンク

モンステラの種を入手したらピートモスや種まき用の土を使って種をまきます。
種まきをする時期は4月~6月の暖かい時期がおすすめです。
常に土の表面が湿ってるようにして、半日陰の風通しの良い場所に置いて下さい。

植え付け

モンステラの育て方
植え付けは5月~7月の暖かい時期に行ってください。
挿し木(茎伏せ)は湿度の高い6月頃がおすすめです。
根が出ていない場合は、
根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

モンステラの剪定は非常にシンプルで、古くなってきた葉や邪魔な葉を葉の付け根から切るだけです。
小さいころに展開した葉で、切れ目が少なく弱ってきています。
このような葉は切ってしまって問題ないと思います。
葉の付け根からハサミやナイフなどで切り取ります。
モンステラは非常に強健なので、邪魔な葉は切ってしまって構いません。
しかし、全部の葉を切ってしまうと光合成が出来なくなってしまうので、数枚は残しておいてください。

植え替え・鉢替え

モンステラは生長がはやいので、植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
植え替え時期は5~7月頃が最適です。
動画では18:20から植え替えを実演しています。

植え替えで使用したもの





斑入りについて

モンステラの育て方
モンステラの斑入りはとても美しく希少とされています。
育てるのは通常のモンステラとは違い少し難しいです。
というのも植物の斑の部分は葉緑素がないため光合成することができません。
そのため通常のモンステラよりも繊細で弱りやすい傾向にあります。
そして気を付けなくてはいけないのが先祖返りという斑が消えて緑色の葉が出てしまう事です。
植物の状態が良すぎてしまうと本来の緑色に戻ってしまうことがあります。
健康な状態なので悪いとは言えませんが綺麗な斑を楽しみたいと思う方にはアクシデントとなります。

斑を維持するために必要なことは3つあるのですが、それは

  • 環境の変化を与えない
  • 肥料を与えすぎない
  • 日当たりを良くし過ぎない

です。

環境の変化、例えば室内から屋外に移動させるであったり室内でも日当たりを確保するために移動させていると植物にとってストレスがかかります。
斑入りの場合このストレスによって枯れてしまったり斑が安定しないという事が起こるので、できるだけ鉢を動かさないようにしましょう。

肥料に関しては良く肥料を吸収して光合成を行わせることで本来の生命力を取り戻し、先祖返りをしてしまう原因となります。
植物の健康状態が良いことが原因なので肥料を与えすぎないように控えるか、施肥しないというのも1つの手だと思います。
市販の用土には既に肥料が入っているのでその肥料成分だけでも十分かもしれません。

そして日当たりですが、斑の部分では光合成を行っていないので強い日差しにもともと弱く斑の部分だけ枯れてしまうということは非常に多いです。
弱いヵ所なので枯れやすいものだと割り切るのも良いですし。
直射日光の当たらない明るい場所で管理が出来れば斑を安定させやすく、ダメージも少ないかもしれません。

モンステラの増やし方

増やし方は動画の19:14から実演しているのでご覧ください。

増やすために必要なもの



 



 

ラクマ、メルカリ、自身のオンラインショップにてコウモリランの板付け・エアープランツの流木着生・塊根植物・ドライフラワーリース・スワッグなど、植物やハンドメイドの商品をペトペンチアという名前で多数出品しているので、もしご興味があればこちらのURLからショップまでお越しください。

ペトペンチア's shop | フリマアプリ ラクマ
ペトペンチアのショップページです。121点の商品があります。YouTubeにてハンドメイド商品の作り方植物の増やし方、管理の仕方を紹介しています。チャンネルを登録していただくと私から商品をご購入いただく際にエアープランツ1つプレゼントしています。【妻と二人の自宅園芸店】でご検索ください。またそちらからブログのリンクが御...

またYouTubeのチャンネル登録をして頂くエアープランツを1つプレゼントしています。

妻と二人の自宅園芸店
チャンネルメンバーシップ 月額490円のメンバーシップに参加して私ペトペンチアと皆様、また皆様同士が植物を通してお友達になれるような行事を、一緒に企画していきましょう(^^♪ 植物が好きで、妻と二人で副業としてラクマでエアープランツ、塊根植物、コウモリランなどの植物を出品しています。 売れても、売れないで手元にあっ...

動画でも植物の挿木、株分けの仕方、
鉢の作り方などのグリーンライフに役立つ情報を発信しています。
園芸の楽しさを私と妻、ご覧の皆様と共有できれば幸いに思います。
今回もご観覧頂きありがとうございました。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました