ハイポネックスでエアプランツを肥えさせる

こんにちはペトペンチアです。
今回はエアプランツの肥料の与え方をご紹介したいと思います。
動画もご参考になると思います。
自己紹介

記事を書いている私は【妻と二人の自宅園芸】というYoutubeチャンネルを2021年8月に開設し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
2023年9月に皆様のおかげで登録者数1万7千人を超えるチャンネルへと成長し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
他にもNFTアートクリエイターとして、執筆家としてオンラインの園芸店として、ビカクシダの板付けのワークショップなどの活動しておりますので、皆様と植物を通してご縁があれば嬉しいです。
【全ての活動のリンク】https://lit.link/petopentia
【執筆している本】
今まで投稿した記事でもさらっと
使い方はご説明させていただいていましたが、
今回は肥料の与え方を詳しく解説できればと思っています。
そもそも肥料って何ということから
ご説明していきます。
肥料成分
私が使用している肥料は液体肥料のハイポネックスになりますが
主な肥料成分は
- 窒素
- リン酸
- カリ
となります。
窒素
窒素は主に葉や茎を成長させます。
元素記号はNです。
リン酸
リン酸は主に花と実を育てる効果があります。
元素記号はPです。
リン酸だけ大きな数値になっているのは植物に吸収されにくいからです。
土にこの栄養分は取られがちになってしまうので多く含まれています。
カリ
カリは根を成長を促します。
元素記号はKです。
購入したばかりのエアプランツは構造の殆どが葉や茎なのに
花と実を育てるリン酸と根を育てるカリって必要なのかと疑問に思われるかと思いますが、
エアプランツの構造はこちらのようになっていて
エアプランツの構造
花
種類によって大きさ、色は様々で香りがあるものもあります。
虫やハチドリなどを誘引して受粉させるために甘い香りを漂わせたり、美しい花を咲かせます。
花苞(かほう)
花の基部にある花を包んでいる葉です。
苞葉(ほうよう)
花苞の下にある花や茎の軸から枝分かれした葉のことです。
茎
茎があることで植物体を長く伸ばすことができます。
種類によって長さが異なります。
根
樹木や岩などに着生するために成長する器官で、水分や養分を摂取する役目もあります。
着生することで順調に成長することができます。
という構造になっているため主な肥料成分である窒素、リン酸、カリを必要とします。
ちなみに肥料と活力剤の違いについてですが、
活力剤とは
メネデールなどの活力剤は、
鉄をイオンの形で含む水溶液です。
と言ってもわかりずらいと思いますが、どんな効果があるかというと素早く吸収され、根の生長を助けます。
水分や養分の吸収力を高めたり、光合成を活発にする働きもあります。
用途としては植物を植える時、弱った時などの活力剤として使用します。
肥料と活力剤の違い
肥料と活力剤の大きな違いは
人間で例えると
運動をする元気な方はプロテインなどを摂取して
筋肉を肥大化させることができると思います。
このプロテインが植物にとっての肥料になります。
反対に免疫力が低下して発熱や咳の症状があれば点滴を打ったり、薬を飲むと思いますが、
この点滴や薬が植物にとっての活力剤となります。
ですので植物の状態が良くさらに成長を促したい場合は肥料を植物の状態が悪く、状態を通常に戻した場合は、活力剤を使用すると思って頂ければと思います。
肥料を使用する際の注意点
エアープランツに肥料を使用するにあたってこれからご説明する3つのことにご注意ください。
-
希釈は薄めに与える。
観葉植物にはハイポネックスを500倍に希釈して与えますが、土のある植物であれば土に希釈液を与えます。
しかしエアプランツは基本的には土で管理しないため、株に直接肥料を与えることになります。
この時観葉植物用の希釈倍率では、肥料濃度が高すぎることがあり、葉が黄色く肥料焼けをしてしまう可能性があります。
そこでサボテン、盆栽、東洋ラン用の2000倍に希釈してエアープランツ与えるのが私の
お勧めになります。
今までこの倍率で使用していて肥料焼けを起こした株はありません。 -
最低気温15℃以上・25℃以下の時に使用する
栽培環境の温度が寒すぎたり、暑すぎたりすると植物は温度に耐えるためにエネルギーを使ってしまうため、肥料を吸収することができません。
肥料焼けを起こしてしまう可能性があります。
栽培環境の温度が適温かどうか、ご確認頂ければと思います。 -
次回の使用まで1週間以上空ける
肥料は頻繁に与えると逆効果となってしまいます。
私自身毎日肥料を与えた経験はありませんが、頻繁に肥料を与えてしまうと肥料過多となり、これも肥料焼けなどの原因となってしまいます。
一度肥料を与えてから1週間から2週間後に肥料を与えるのがお勧めです。
以上3つのことに注意をして実際に肥料を与えていきましょう。
肥料の使い方
通常のハイポネックスであれば2000倍に希釈しますが、最近の私のお勧めのハイポネックス殺虫剤入りであれば
肥料成分が通常のハイポネックスの半分となっているので1000倍に希釈して与えます。
私は通常のハイポネックスを与える際はバケツに水を4リットル入れて2mlのハイポネックスを混ぜます。
ハイポネックスのキャップの内側の仕切りが約2mlとなっているのでこちらで計量して希釈しています。
小さい個体のものは一瞬だけ水に潜らせるディッピングを行い
流木やコルクに着生させたものはジョウロで与えます。
ハイポネックス殺虫剤入りであれば私のお勧めのスプレーが1ℓ入りなので
1mlの肥料を付属のカップに入れて計量しはじめに肥料を容器に入れます。
後から水を入れれば振ったりする必要がないのでこのように希釈しています。
スプレーは上部のポンプを何度が上下に動かして黄色い部分がシューっという音を出したら
使用することができます。
レバーを押すと水が出るので
とても使いやすく気に入っています。
かれこれ1年ほど使用していますがまだまだ使えそうです。
使用している途中に圧力が弱くなるのでポンプを何度か動かして、この時はシューっと音が出るまでではなく何度かで問題ありません。
株全体が濡れて滴るくらい与えるのがポイントです。
最後の最後まで使い切ることができます。
キセログラフィカなどは株元に希釈液を溜めても問題ありませんが、
私は翌日水で希釈液と水が入れ替わるように水やりをして肥料成分を洗い流すようにしています。
水やりをしていた植物などはラクマにて出品しています。
ラクマ、メルカリ、自身のオンラインショップにてコウモリランの板付け・エアープランツの流木着生・塊根植物・ドライフラワーリース・スワッグなど、植物やハンドメイドの商品をペトペンチアという名前で多数出品しているので、もしご興味があればこちらのURLからショップまでお越しください。

またYouTubeのチャンネル登録をして頂くエアープランツを1つプレゼントしています。
動画でも植物の挿木、株分けの仕方、
鉢の作り方などのグリーンライフに役立つ情報を発信しています。
園芸の楽しさを私と妻、ご覧の皆様と共有できれば幸いに思います。
今回もご観覧頂きありがとうございました。
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