斑の入り方で金額が変わるチランジア・イオナンタ・アルボマージナータの育て方と増やし方

ティランジア・イオナンタ・アルボマージナータの育て方と増やし方 エアープランツ

ティランジア・イオナンタ・アルボマージナータの育て方と増やし方

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こんにちはペトペンチアです。

今回は斑入りのイオナンタの育て方と特性をご紹介したいと思います。

自己紹介

ペトペンチア
ペトペンチア

記事を書いている私は【妻と二人の自宅園芸】というYoutubeチャンネルを2021年8月に開設し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
2023年9月に皆様のおかげで登録者数1万7千人を超えるチャンネルへと成長し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
他にもNFTアートクリエイターとして、執筆家としてオンラインの園芸店として、ビカクシダの板付けのワークショップなどの活動しておりますので、皆様と植物を通してご縁があれば嬉しいです。
【全ての活動のリンク】https://lit.link/petopentia
【執筆している本】


こちらの斑入りのイオナンタはティランジア・イオナンタ・アルボマージナータ
Tillandsia ionantha albomarginata
イオナンタの希少品種
という品種で私がメルカリで購入したお値段は何と13300円でした。

1株で1万円を超えるイオナンタはそれだけ希少であることがうかがえますが、なぜ希少なのかをご説明したいと思います。

【斑入りとは】

植物は光合成をするための組織である葉緑素を持っています。
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その葉緑素が植物らしい緑色を作り上げていますが、その葉緑素が外的または遺伝的要因によって多色になってしまう場合を斑入りと言います。
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もともと同一色であるべき組織が
2種以上の違った色に見える現象ですが
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葉,茎,花弁などいずれの器官でもみられますが、
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葉に多くみられ、観賞用として珍重される傾向にあります。

斑入りの原因

斑入りの原因には細胞学的には

  • 色素体の異常によるもの (オシロイバナなど)
  • 細胞間隙(サイボウカンゲキ)によるもの (レックスベゴニアなど)
  • 表皮細胞の異常によるもの (ミヤマカタバミ)
  • 部分的な枯死によるもの (クマザサ)
  • 遺伝子や環境要因によるもの

いずれの場合にせよ斑の部分の細胞は地色の部分の細胞と含有色素の構成が異なります。

ティランジアの場合、白っぽく緑色が抜けている状態で、品種によってはその美しさと希少性から、
高価になる事が多く斑の入り方によって呼び名が変わります。

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イオナンタの斑入りの種類

・ティランジア・イオナンタ・ヴァリエガータ Tillandsia ionantha  ‘Variegata’

イオナンタの希少品種
(縞斑)しまふという
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笹や竹など単子葉類(たんしようしょくぶつ)によく見られるタイプでVariegataは「斑・まだら模様」を意味するラテン語です。
斑の入りが安定せず成長途中で消えることもあるそうです。
私が最近購入したバリエガータは斑がなくなっており
イオナンタの希少品種
成長途中で消えてしまったか子株として誕生した際に遺伝しなかったようです。

ここから斑が復活するのかまた子株には斑が継承されないのかとても興味があったので購入しました。

・ティランジア・イオナンタ・アルボマージナータ Tillandsia ionantha albomarginata

イオナンタの希少品種
(覆輪斑)ふくりんふという葉の縁に斑が入るタイプです。
イオナンタの希少品種
Alba は「白い」、marginata は「縁取りのある」という意味のラテン語です。
この斑は非常に安定していて消えにくく、子株に受け継がれる際、稀にメディオピクタに変化することがあります。

・ティランジア・イオナンタ・メディオピクタ Tillandsia ionantha ‘Mediopicta’

ティランジア・イオナンタ・アルボマージナータの育て方と増やし方
(中斑)なかふという葉の中央に斑が入るタイプでアガベやランなどでよく見られます。
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Medioは「真ん中」、picta は picture の語源にもなっている「装飾された、彩られた」という意味のラテン語です。
子株に受け継がれる際にマルギナータに変化することがある。

・ティランジア・イオナンタ・ハーフムーン Tillandsia ionantha halfmoon

ティランジア・イオナンタ・アルボマージナータの育て方と増やし方
葉の半分が白く斑が入り半分は緑色というマルギナータ若しくはメディオピクタから稀に誕生する品種です。
ティランジア・イオナンタ・アルボマージナータの育て方と増やし方
さらに稀にマルギナータメディオピクタから斑が入らない株が誕生することもあり全体が真っ白になる個体も誕生することがあるそうです。

この斑の入り方は子株が誕生する位置によって決定されているそうです。

子株の斑の入り方

通常パターン

ティランジア・イオナンタ・アルボマージナータの育て方と増やし方
緑の部分からのみ子株が発生するパターンで子株は完全に緑色のイオナンタとなります。
何度も子株を吹いて株分けをした後に子株の勢いがなくなると発生しやすいそうです。

真っ白パターン

ティランジア・イオナンタ・アルボマージナータの育て方と増やし方
白い部分からのみ子株が発生するパターンで真っ白なイオナンタとなります。
通常のパターンと同じく子株の勢いがない場合に発生しやすく葉緑体を持たないため単体では育たないそうです。
真っ白な株は株分けせずに最後まで親株に育ててもらうのが良さそうです。

覆輪斑パターン

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アルボマージナータの性質がそのまま受け継がれるパターンで親株が元気で子株に勢いがある場合
緑の部分で発生した子株が周りの白い部分と融合します。
最も発生確率が高く最初に出る子株はこのパターンになることが多いそうです。

中斑パターン

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アルボマージナータとは反対に白い部分から出た子株が周りの緑の組織と融合するパターンでメディオピクタの子株はメディオピクタになりやすい傾向があるそうです。

ハーフムーンパターン

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緑の葉緑体部分と白い斑の部分の境目から子株が発生するパターンで子株は半分緑、半分白いハーフムーンタイプとなります。

という事で斑入りのイオナンタのご紹介をさせて頂きました。

私の育てるバリエガータに斑は復活するのかマルギナータの子株はどんな派生を見せるのかまたご報告できればと思っていますのでよろしくお願いいたします。

ラクマ、メルカリ、自身のオンラインショップにてコウモリランの板付け・エアープランツの流木着生・塊根植物・ドライフラワーリース・スワッグなど、植物やハンドメイドの商品をペトペンチアという名前で多数出品しているので、もしご興味があればこちらのURLからショップまでお越しください。

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今回もご観覧頂きありがとうございました。

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