万が一刺された時の対処法
こんにちはペトペンチアです。
今回は虫に関する殆どの人が知らないトリビアをご紹介していきたいと思います。
Youtubeは園芸ではないのでサブチャンネルを開設しました。
自己紹介
記事を書いている私は【妻と二人の自宅園芸】というYoutubeチャンネルを2021年8月に開設し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
2023年9月に皆様のおかげで登録者数1万7千人を超えるチャンネルへと成長し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
他にもNFTアートクリエイターとして、執筆家としてオンラインの園芸店として、ビカクシダの板付けのワークショップなどの活動しておりますので、皆様と植物を通してご縁があれば嬉しいです。
【全ての活動のリンク】https://lit.link/petopentia
【執筆している本】
蜂が消えたら
もしこの地球上からハチが消えたなら、人類は4年しか生きられない」。
アインシュタインが残したとされる有名な名言ですが、ハチたちは花粉を運ぶことで、植物の受粉を助けます。
これによって、新しい種が誕生し、生態系のバランスが保たれています。
ハチは受粉を行うことで樹木を増やし、鳥は実を食べ害虫を食べます。
そうして私たち人間に恵みと環境を与えてくれているのですね。
ハチは農業においても重要な存在で果樹園などで花粉を運んで受粉を助けることで、美味しい果物の収穫を支えています。
はちみつの効能
そうそうはちみつもおいしいですよね。
はちみつは、天然の栄養成分の宝庫などと言われていてさまざまな栄養成分がバランスよく含まれており、咳・喉の痛み対策や風邪予防、保湿、抗菌・殺菌、腸内環境を整えるなどの、体に嬉しい効果が期待できると言われています。
スズメバチの強さ
そしてミツバチはスズメバチに襲われることがあるのですが
オオスズメバチは時速40キロのスピードで飛び、強力な顎で獲物を切り裂きます。
しかも恐ろしいことにこの顎をカチカチと鳴らして威嚇をします。
そしてその戦闘能力は30匹のオオスズメバチで3万匹のミツバチを数時間で全滅させることもあるそうです。
我々日本人も毎年20人近くスズメバチによって命を落としています。
しかしこの最強のスパルタの兵士オオスズメバチを凄い方法で返り討ちにします。
スズメバチの倒し方
その方法が
団体で囲んでのおしくらまんじゅうです。
もちろん1対1では勝負にすらなりませんが、ミツバチは集団でオオスズメバチを囲んだ後体を振動させて体温を上げることで蒸し殺すことができます。
この温度は実に46度まで上昇するそうです。
二ホンミツバチなどのアジアのミツバチだけが行う戦法らしいのですが色んな意味で最も熱い戦闘方法ですね。
左がセイヨウミツバチで右が二ホンミツバチです。
二ホンミツバチの方が小柄で黒っぽいのが特徴です。
オオスズメバチもビックリの自然界で起こるジャイアントキリングでした。
ミツバチが集める蜂蜜のMAX
皆さんは働きバチが一生で集めるはちみつの量は最大でどのくらいかご存知ですか。
次の3択からお答えください。
- コップ1杯(約200mL)
- ティースプーン1杯(約5mL)
- お玉1杯(約50mL)
正解は
実はティースプーン1杯
約5mLしか集めることはできないんです。
働きバチは一度巣を出ると、およそ500もの花を訪れ、花蜜を巣に持ち帰ります。
1回で持ち帰る花蜜の量は、ミツバチの体重の約半分にもなる40mg。
しかし、これがそのままはちみつになるわけではありません。
持ち帰った花蜜は、巣の中で働きバチたちが一生懸命羽であおぎ、余分な水分が蒸発することではちみつになります。
はちみつの水分量は20%以下なので、もともと40mgあった花蜜も、はちみつとして残る量はほんのわずかです。
ミツバチの寿命
働きバチの寿命は平均すると40日ほどしかなく、そのうちで外に出て働けるのは20日間ほどしかありません。
さらに巣の外にはクモの巣や鳥、カエルなど危険がいっぱいです。
そんな中で毎日命がけで花蜜を集め、はちみつを作ってくれる働きバチ。
ひとさじのはちみつは、まさにミツバチたちがくれた自然の恵みなのですね。
そしてなかなかのブラック企業ですね。
働きバチはメス?
そしてミツバチの中で働きバチとなるのはメスだけなんです。
1つの巣の中で、1匹の女王蜂と数千~数万匹の働きバチ、さらに数百~数千匹のオスバチが暮らしています。
そして、働きバチになることができるのは、メスのミツバチだけなのです。
女王蜂と働きバチ、オスバチには、それぞれに決まった役割があります。
女王蜂の役割は卵を産むことで卵を産めるのは女王蜂だけなので、巣の中にいるミツバチたちはみんな1匹の女王蜂の子どもです。
一方で働きバチの役割は、羽化してしばらくは巣の掃除、そこから幼虫の子育て、巣作りなどを担当し、20日経ったら花蜜を集めるために巣の外へ出掛けるようになります。
では、オスバチの役割は・・・
オスバチには、遺伝子を残すという重要な役割があります。
女王蜂との交尾は空中で行われますので、多くのオスバチが集まる場所に飛んでいきます。
その他の時間は、食料を取りに外に出掛けることもなく、働きバチが集めてきた花蜜や花粉といった食料を食べながら、ただブラブラしています。
しかし秋になって、花蜜や花粉といった食料が減りはじめると、働きバチから食料をもらえなくなり、巣の外に追い出されてしまいます。
暑い時期を過ぎると、家を失くしてしまうオスバチたち。
なかなか厳しいルールですが、ミツバチたちはこうして役割分担することで、家族が暮らす巣を守っているのです。
女王バチの寿命
そして女王蜂は働きバチよりも長生きなのですが、どのくらい長生きすると思いますか。
- 4倍
- 14倍
- 40倍
正解は・・・
3.の40倍です。
なぜ女王蜂だけこれだけ長く生きるのかというとローヤルゼリーを食べるからなんです。
女王蜂は働きバチの2倍以上の大きさで、寿命は30~40倍も長生きなんです。
さらに、1日に1500個もの卵を産むことのできる能力を備えた、驚異的な生命力の持ち主です。
その生命力の源になるのがローヤルゼリーで、ローヤルゼリーは「ローヤル=王様」が食べるゼリーという意味で、女王蜂の特別食です。
40種類以上の栄養素が含まれ、タンパク質、糖分、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をすべて含むことから完全栄養食とも呼ばれます。
女王蜂は一生涯、このローヤルゼリーを食べ続けることで、働きバチよりもずっと大きく成長し、長生きするそうです。
ローヤルゼリーにしかない特有成分・デセン酸や、エネルギーや脂質の代謝に欠かせないといわれるパントテン酸を豊富に含むことから、
(私も毎日飲んでいるハイチオールCにもパントテン酸が入っていました)
さまざまな健康効果に関心が高まっているローヤルゼリーですが、最近は研究が進み、更年期の不調改善や美肌に役立つこともわかってきているそうです。
このようにハチは恵みをもたらしますが、先ほどもお伝えしたように人の命を奪います。
蜂毒の危険性
蜂に刺されたとき、かゆみや発赤(ほっせき)のような皮膚炎、または嘔吐や寒気などの症状を起こすことがあります。
蜂毒の中にはアレルギー反応を起こす成分(アレルゲン)やヒスタミンが含まれているため、場合によっては重症のアナフィラキシーに至る危険性があります。
厄介なのは2回目以降刺されてしまう場合です。
一度毒が体に入ると、体が毒を覚えていて、次に毒が侵入してくると初回よりもひどい症状を発症してしまうのです。
従ってスズメバチ・足長バチに刺されたのが2回目である場合、全身のかゆみ・発赤が出現してきた時点で直ちに救急車を要請してください。
対処法
万が一蜂に刺された時の対処法ですが、まずは落ち着くことです。
騒がずにその場からそっと離れてください。
あせって手で振りはらったり、走り回ると危険です。
ミツバチの仲間は、いったん刺すと化学物質というか攻撃フェロモンがまきちらされ、周囲のハチを刺激し集中的に攻撃されることがあります。
そしてすぐに水で洗い流しましょう。
針が残っている場合はピンセットで抜きます。
ハチの毒は水に溶けるので、すぐに傷口から手で毒液をしぼりだしながら、水でよく洗い流してください。
水で洗い流すことにより、毒を薄めるほか、傷口を冷やし、腫れや痛みを和らげます。
口で吸い出してはいけません。
口で吸うと、指でつまむよりも簡単に絞り出せそうな気がしますが、かえって口から体内に毒が入る危険性がありますので絶対にやめましょう。
洗ったら薬を塗ります。
抗ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏を塗り、
保冷剤などで冷やした状態にします。
最後に医療機関で見てもらうとよいでしょう。
間違った知識としておしっこをかけるという方法がありますが
実はアンモニア水や尿をかけても、効果がありません。
かえって腫れがひどくなることがあるので絶対にマーキングしないようにしましょう。
ということで今回はハチに関する雑学をご紹介させて頂きました。
Youtubeのメインチャンネルでは園芸の知識を配信しています。
ラクマ、メルカリ、自身のオンラインショップにてコウモリランの板付け・エアープランツの流木着生・塊根植物・ドライフラワーリース・スワッグなど、植物やハンドメイドの商品をペトペンチアという名前で多数出品しているので、もしご興味があればこちらのURLからショップまでお越しください。
またYouTubeのチャンネル登録をして頂くエアープランツを1つプレゼントしています。
動画でも植物の挿木、株分けの仕方、
鉢の作り方などのグリーンライフに役立つ情報を発信しています。
園芸の楽しさを私と妻、ご覧の皆様と共有できれば幸いに思います。
今回もご観覧頂きありがとうございました。
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