たった2つの材料を使って一瞬で苔玉を作る

こんにちはペトペンチアです。
今回はビカクシダの育て方を
植物を始めて購入する方でもわかりやすく
解説していきたいと思います。
自己紹介

記事を書いている私は5年間イタリアのクレモナという土地でバイオリン制作をしていました。
元々ものづくりが好きでイタリアにも留学してみたいという思いから
クレモナのバイオリン制作学校へ通うことになりました。
その後帰国しサラリーマンをしていますが、現在休職中です。
休職期間中に自分の本当にやりたいことを形にできるように努力しているような状態です。
バイオリン制作で得た経験と知識を生かして誰かの役に立てれば幸いに思います。
ビカクシダの魅力は何といっても
壁から鹿の角のように飛び出している姿で
実は和名では麋角羊歯と書き
英名はStaghorn fernで
直訳すると鹿の角です。
生きた鹿の角を
室内の壁で育てるという
植物界でもオシャレ過ぎる種となります。
壁に飾るだけではなく
苔玉にしたり鉢で管理することもでき
創造性を発揮することにたけていることも
人気の理由になっているとおもいます。
そんなビカクシダですが、
園芸店ではコウモリランとして
販売されていることもありますが
実は欄ではなくシダの仲間になります。
植物を育てたことがない方や
はじめてビカクシダを育てる方は
どう扱えば良いのかわからないと
思うかもしれませんが
ビカクシダの栽培は
ポイントさえ押さえてしまえば
とても簡単なので
そのポイントを3つにまとめたので
順番にご紹介したいと思います。
まず1つ目のポイント
水やりのタイミング
水やりのタイミングはビカクシダを育てるのに
とても重要なポイントとなるので
ぜひマスターして頂ければと思います。
というのも
ビカクシダが枯れてしまう原因の
1番の理由が根が濡れた状態が続くことによる
根腐れで
その次に多いのが根が乾きすぎてしまう
水切れだからです。
やっぱり難しそうと思ってしまうかもしれませんが
ちょっと待ってください
安心してください。
反対に言うと
水やりが上手くいっていれば
枯れる可能性がかなり低くなるという事なので
今から水やりのタイミングを
ご紹介いたします。
水やりのタイミングは人によって
育て方によって
環境によって異なりますが、
はじめて育てる方または
よく枯らしてしまう方は
植え込み材を触ることで
また鉢や板、苔玉を実際に持ってみて
重さで判断するようにしましょう。
触る時は手の甲で触れると
水苔の乾燥具合がわかりやすいです。
春から秋にかけての生育期には
水苔が生乾きの状態から
水苔を完全に乾燥させた直後に
水やりを行うのが良いです。
冬には水苔が完全に乾燥する
タイミングで水やりを行えれば
ベストです。
触って水の乾き具合を調べたり
株を持ち上げてみて
重さが軽くなっているときに
水やりを行います。
板付けと苔玉の場合は
植え込み材の下側に
水分が滞りやすいので
触って確かめるときは
下の部分を触るようにしましょう。
鉢の場合は重さと表面の乾き具合で
判断するので少し難しいですが
鉢の場合は水やりの頻度が少なくて済むので
ある程度放置して管理したい方にお勧めです。
板付けのメリット
- 形が本来の美しさを保つことができる
- 着生することで生育がさらに安定する
- 鉢での管理するより水苔が乾きやすい
乾かしては濡らして
乾湿をより多く繰り返すことによって
植物は代謝が上がり
より早く頑丈に成長していきます。
苔玉のメリット
- 板付けよりも乾きやすい
- 子株が吹きやすい
- 作業に必要なものが少ない
という大きなメリットがあります。
こちらの板付けを見て頂くと
子株が吹いていますが
スペースが少ないので
こういった不定芽が誕生する
頻度が苔玉よりも低いです。
また板付けとは違い
用意するものが少ないのも
大きなメリットとなります。
ちなみに水の与え方なのですが
水道のシャワーで直接与えたり
ジョウロで水を与えたり
お風呂場に移動させて
シャワーをするというような形で
水を与えて頂ければと思います。
葉水も好むので
栽培環境の乾燥の程度に合わせて
2日に1回などのペースで行って頂ければと思います。
2つ目のポイント
温度
特に冬場は10度以上をキープできるように
育てるのが良いです。
もちろん品種によって
寒さに耐性があったり
反対に寒さにとても弱かったりするので
基本的には10度以上を
保つ必要があるということを
覚えておいて頂ければと思います。
品種ごとの耐寒温度は
こちらの記事でご紹介しています。
ビカクシダ冬の育て方と品種ごとの耐寒温度【冬に枯れる3つの原因とは】
ちなみに温度が15℃以上を保てていれば
肥料を与えることもできます。
専用の肥料バスケットに入れて
植え込み材の上部に差し込んでも良いですし
マグァンプKやマグァンプDを
植え込み材に混ぜておいても良いです。
また液体肥料を薄めに希釈して与えるのもお勧めです。
私はハイポネックス、ハイポネックス殺虫剤入りを
1000倍から2000倍に希釈して
週に1回程度与えています。
と言っても肥料は与えなくても問題ありません。
よりよく成長させたいという方向けです。
3つ目のポイント
光量
ビカクシダを育てるためには
ある程度の日当たりが必要です。
また1日中直射日光に当たる環境では
葉焼けをして枯れてしまうので
注意が必要です。
ちなみに最も好む光は
木漏れ日になります。
ルクスで言うと
大体3000から5000ルクスとなるので
こちらの数値を基準にして頂ければと思います。
ただ室内で3000から5000ルクスというのは
確保するのが難しいです。
そこで私がお勧めするのは
植物育成ライトです。
私が使用しているライトは
1つ919円と価格が安いのと
通常のライトモードと
植物育成モードに
スイッチ一つで切り替えができるので
はじめてのライトにとてもお勧めです。
こちらの記事で
詳しく解説しています。
最安値!【799円】激安すぎる植物育成ライトその能力はいかほど!?ビカクシダとエアープランツで検証
ここでビカクシダを育てる際に
やってはいけないことを
ご紹介したいと思います。
やってはいけないこと
ビカクシダの葉には
星状毛という白い毛があるのですが
埃のように見えるので
取ってしまいたくなりますが
この星状毛にはとても重要な3つの役割があり
- 強すぎる直射日光を反射する
- 害虫から身を守る
- 強い風でも水分が逃げないようにする
という働きをします。
もしかしたらこれを聞いて
埃と間違えて取ってしまったという方は
そこまで心配しなくても大丈夫です。
すぐに枯れてしまうという事は殆どありませんし
新しく出てくる葉は星状毛が付いているので
掃除しないように育てていきましょう。
苔玉の作り方
苔玉は水苔とヘイヘイホルダーを使用します。
苔玉作りは動画の7:30からです。
マスカーもあると便利です。
リンク
ラクマにてコウモリランの板付け・エアープランツの流木着生
・塊根植物・ドライフラワーリース・スワッグなど
植物やハンドメイドの商品をペトペンチアという名前で多数出品しているので
もしご興味があればこちらのURLからショップまでお越しください。

ブログ見たと言って頂くと100円お値引きさせて頂きます。
またYouTubeのチャンネル登録をして頂くエアープランツを一つプレゼントしています。
動画でも植物の挿木、株分けの仕方、
鉢の作り方などのグリーンライフに役立つ情報を発信しています。
園芸の楽しさを私と妻、ご覧の皆様と共有できれば幸いに思います。
今回もご観覧頂きありがとうございました。
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