キセログラフィカが枯れる前に出す3つのシグナル
自己紹介
記事を書いている私は【妻と二人の自宅園芸】というYoutubeチャンネルを2021年8月に開設し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
2023年9月に皆様のおかげで登録者数1万7千人を超えるチャンネルへと成長し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
他にもNFTアートクリエイターとして、執筆家としてオンラインの園芸店として、ビカクシダの板付けのワークショップなどの活動しておりますので、皆様と植物を通してご縁があれば嬉しいです。
【全ての活動のリンク】https://lit.link/petopentia
【執筆している本】
こんにちはペトペンチアです。
突然ですがこちらのキセログラフィカ
片方は枯れる前のシグナルが出ているのですがわかりますか?
実は3つ大きなシグナルが出ていますが、
ちなみにシグナルを出しているキセログラフィカは写真右側になります。
枯れる前のシグナル
- 1つ目のシグナルは葉先が枯れています。
- 2つ目は葉が内側にカールしています。
健康な株の葉は平たいです。
- 3つ目葉が細く長く伸びて徒長しています。
実は今回の記事を投稿するにあたって
状態の悪いキセログラフィカを用意しました。
今日購入しましたが売られている殆どの株が同じような状態でした。
売り場ですでに枯れていることも少なくないと思います。
そのくらいキセログラフィカは枯らしやすい植物ですが
知識をつけて枯らさないポイントを理解すれば
エアープランツの王様ですからこんなに育てやすく魅力的な植物はないと思っています。
私はかなりズボラな性格ですが
このように立派なキセログラフィカを育てることができています。
どのくらいズボラかこちらを見てください。
これなんだと思います?
これ玉ねぎです。
このくらいズボラでもキセログラフィカを育てられるので
この動画が皆さんの参考になれば幸いです。
自己紹介
記事を書いている私は5年間イタリアのクレモナという土地でバイオリン制作をしていました。
元々ものづくりが好きでイタリアにも留学してみたいという思いから
クレモナのバイオリン制作学校へ通うことになりました。
その後帰国しサラリーマンをしていますが、現在休職中です。
休職期間中に自分の本当にやりたいことを形にできるように努力しているような状態です。
バイオリン制作で得た経験と知識を生かして誰かの役に立てれば幸いに思います。
さてキセログラフィカを枯らしてしまう間違った4つの室内管理ですが、
以前投稿したキセログラフィカを巨大化させる7つの方法【自宅園芸】ガーデニングの知識でも紹介した通り、春から秋にかけては一般のご家庭では外管理をすることをお勧めしていますが、
冬の間の育て方やどうしても室内で育てたい方のご参考になると思います。
間違った4つの室内管理
間違った管理1
水を溜めて管理する
キセログラフィカは葉の間に水を溜めておくことができますが、
水を溜めておくには条件がそろっていないと株を腐らせてしまいます。
また水を溜めるつもりが無くても霧吹きでミスティングしているうちに
気が付いたら水が溜まっているということもあります。
水を溜めても良い条件1
水を溜めても良い条件は2つあり
1つ目の条件は明るい環境であるということ
藤川史雄さんという方が書いたティランジア~エアプランツ栽培図鑑という本でも
暗い環境での水やりはティランジアの芯が抜けて株がバラバラになることがあります。
という事を書かれています。
これは私が思ったことですが、
光がないことによって光合成が出来ないことが原因かと仮定しています。
光合成とは植物などが光のエネルギーを使い、デンプンなどの養分を作るもので、 水を分解して酸素を発生させます。
この水を分解するという事ができないと腐ってしまうのだと思います。
水を溜めても良い条件2
水を溜めても良い2つ目の条件
風があること
先ほど紹介した本にも書かれていますが、
暗く風のないところでの水やりは芯が抜けて株がバラバラになることがあります。
これも光合成のメカニズムが大きく関係していると私は思っていて
風通しの良い環境では、植物の葉、特にに裏側にある光合成や呼吸をおこなうための
気孔の開閉を促進してくれるようになります。
風があり、空気が流れる環境では、光合成や呼吸が促進されるだけではなくて、
温度調節や植物体内の水分が水蒸気になって外に発散する蒸散をうながす効果もあります。
つまり明るくて風のある場所であれば水を溜めて管理することが可能という事が言えると思います。
反対に暗くて風通しの悪いところでは水を溜めて管理すること、また水やりを頻繁に行うことができないと言えます。
間違った管理2
少ない水やり
エアプランツの種類によっては水なしで三ヶ月ほど耐えることができるそうですが、
月に2、3回程度の水やりや霧吹きで軽く濡らす程度の水やりですと
成長している状態ではなく延命している状態になっているので注意しましょう。
持った時に軽かったり、葉先が枯れてきたり、葉が内側にカールしたりという
水不足のサインが出ているときは霧吹きやシャワーで水が滴るくらいしっかりと濡らす。
もしくはバケツなどに水を張ってディッピングしましょう。
乾燥によりしおれて弱ってしまい普通の水やりでは回復しない場合においては
6時間ほど水に漬けるソーキングを行いますが、
12時間以上ソーキングすると腐ってしまう可能性が上がってしまうので注意しましょう。
間違った管理3
低温時に水を与える
低温時に水を与えすぎると耐寒性が低くなってしまいます。
なぜ耐寒性が低くなるのかを個人的に調べてみたのですが
こんな情報が見つかりました
今から呪文のような分を読み上げますが後程要約しますので軽い気持ちで聞いてください。
「植物は低温条件に曝されると、
膜脂質の脂肪酸に二重結合(不飽和結合)を導入する脂肪酸不飽和化酵素の発現量を増加させ、
その結果細胞を構成している膜脂質脂肪酸の折れ曲がりを大きくして、
低温条件でも膜の流動性を保てるようにしています。」
この呪文のような言葉を要約すると
低温でも生きていけるように植物は細胞を変化させることによって
代謝を上げようとするという事になります。
寒い状況に耐えるために細胞の変化を行っているので
水を与えられても光合成にまわすエネルギーが残っていない状態と私は考えます。
本でも紹介されていますが栽培環境の温度が10℃を下回る場合の水やりは
週に1回ほどに控え5℃以下にならないように管理しましょう。
葉がややしなっとなった状態で冬を越します。
ちなみに冬は直射日光でも葉焼けしないので
室内の明るい日光が当たる場所で管理するのも良い方法です。
間違った管理4
水に濡らした状態で直射日光に当てる
春から秋にかけて水に濡れた状態で直射日光に当たると
水を含んだ状態で温度が上がり煮えてしまいます。
春から秋にかけては直射日光の当たらない時間帯に水を与え乾いている状態にしましょう。
夏場はできるだけ涼しい場所に置いたり遮光するなどの工夫をして
水やりの回数を多くすると株の温度が上がり過ぎないようにできます。
ということで間違った室内管理を紹介させて頂きましたが、
個人的には春から秋にかけては
キセログラフィカを巨大化させる7つの方法【自宅園芸】ガーデニングの知識という以前紹介した記事で説明させていただいたとおり外管理をして、
冬の間は室内に入れて今回紹介した間違った室内管理を参考に、
ダメージを与えないように冬を越すのが無難かと思います。
ただ冬の間も、また春から秋にかけてもどうしても室内で健康な株を育てたいという方には
こちらの植物育成ライトがお勧めです。
お値段は1つ799円と私の知る限り最安値の植物育成ライトで
その能力はこちらの最安値!【799円】激安すぎる植物育成ライトその能力はいかほど!?ビカクシダとエアープランツで検証にて紹介しています。
そしてもう一つお勧めするのはこちらのマキタの扇風機なんですが、
もちろんサーキュレーターなどでも問題ありませんが、
こちらはバッテリー式なのでいろんな場所で使うことができます。
例えばお風呂場のシャワーで水やりをした後、
キッチンの水道で水を上げた後、リビングで霧吹きをした後、
濡れた状態を長くし過ぎないようにこの扇風機をもっていって乾かすという事もできますし、
連続で20時間以上稼働するので点けっぱなしにしておくこともタイマーをセットしておくこともできます。
これは私の場合ですが掃除機やインパクトドライバーもマキタの製品をつかているので
バッテリーを使いまわすことができるのが非常に便利です。
とりあえず充電しておけばワイヤレスで他の道具でも使うことができます。
ラクマ、メルカリ、自身のオンラインショップにてコウモリランの板付け・エアープランツの流木着生・塊根植物・ドライフラワーリース・スワッグなど、植物やハンドメイドの商品をペトペンチアという名前で多数出品しているので、もしご興味があればこちらのURLからショップまでお越しください。
またYouTubeのチャンネル登録をして頂くエアープランツを1つプレゼントしています。
動画でも植物の挿木、株分けの仕方、
鉢の作り方などのグリーンライフに役立つ情報を発信しています。
園芸の楽しさを私と妻、ご覧の皆様と共有できれば幸いに思います。
今回もご観覧頂きありがとうございました。
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