-2度に耐えたエアプランツとは⁉
こんにちはペトペンチアです。
実は今年の冬、耐寒性の高いであろうエアプランツを屋外で栽培するという実験を行っていましたがとうとう寒さで弱ってくる品種があっのでご覧いただきながら寒さで弱ってしまったチランジアを復活させる方法をご紹介したいと思います。
自己紹介
記事を書いている私は【妻と二人の自宅園芸】というYoutubeチャンネルを2021年8月に開設し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
2023年9月に皆様のおかげで登録者数1万7千人を超えるチャンネルへと成長し、エアプランツやビカクシダ、熱帯植物の育て方などをご紹介させて頂いております。
他にもNFTアートクリエイターとして、執筆家としてオンラインの園芸店として、ビカクシダの板付けのワークショップなどの活動しておりますので、皆様と植物を通してご縁があれば嬉しいです。
【全ての活動のリンク】https://lit.link/petopentia
【執筆している本】
実験する品種
まず今回の実験に協力してもらったエアプランツの種類は
- ベルゲリ
- アエラントス
- パレアセア
- フィリフォリア
- アンドレアナ
- フンキアナ
- アルビダ・ミノール
の7種類です。
マグヌシアナという品種も実験しようと思ったのですが、寒さに耐性がつくように実験に使用する株は秋から水やりの回数を少なくしていましたが少ない水やりでこちらの
マグヌシアナは葉先が枯れ込んでいったので実験から除外しました。
耐寒性を上げる裏技はこちらの記事でご紹介しています。
チランジアの育て方【冬に向けて耐寒性を上げる方法と室内管理の仕方】自宅園芸
1度になると
そして実験の株7種類ですが12月20日に撮影したものを見ると、アンドレアナと
フィリフォリアは
元々葉が黄色かったのですが、さらに黄色くなってきているように感じます。
ベルゲリ
パレアセア
フンキアナ
アエラントス
アルビダミノールは
殆ど変化がなくダメージがないと言える状態です。
2022年の12月最低気温が一番低かった時で1度でした。
この実験で7種類のエアプランツは一時的にであれば1度まで耐えられるという事がわかりました。
そして
12月30日
アンドレアナとフィリフォリアは黄色くなっただけではなく葉が萎れてきました。
ベルゲリ、パレアセア、フンキアナ、アエラントスアルビダミノールはここでも殆ど変化はなく成長こそしていないもののダメージはないように見えます。
そして1月14日とうとうアンドレアナと
フィリフォリアが
限界を迎えていると感じました。
葉は黄色から茶色に変化し始めて株の中心が黒っぽく見えます。
これ以上は寒さに耐えることができないと判断したので室内の暖かい場所で復活させていこうと思います。
フンキアナも限界に近いと思うのでここでドクターストップです。
ちなみにベルゲリ、パレアセア、アエラントスアルビダミノールは殆ど変化がなく強すぎるなと感じています。
現在冬のキセログラフィカの巨大化実験も行っているので
ダイソンのホット&クールファンを常に使用して室温は15℃以上に保たれています。
また加湿器も24時間使用して湿度を70%~80%に保っています。
寒さで弱った株の復活方法
この環境でアンドレアナとフィリフォリアに水やりをして復活させていきますが、皆さんも冬の間に弱ってしまったエアプランツがあれば同じようにリカバリーして頂ければと思います。
まず弱っているチランジアにディッピング、ミスティングなどの通常の水やりを行わないでください。
またソーキングは大きなダメージとなるので寒さで弱っているエアプランツには命取りとなってしまうので行わないようにしてください。
育てているチランジアが寒い時期に弱っていることに気が付いたら水やりを減らしましょう。
最初は週に1回くらいの水やりを行います。
エアプランツに限らず植物は寒さに耐えるために植物体を変化させます。
その変化にエネルギーを使っているためか水分を吸収することが難しくなっているので寒さで弱っているところに水を与えるといとも簡単に腐ってしまいます。
こちらは湿度を高めに寒い部屋で育てたバンハイニンギーですが
実はこの株はもう手遅れです。
もともと寒さに弱いバンハイニンギーですが寒さに対して水分が多かったため腐ってしまっています。
健康な株と比べると色が違いますよね。
このように枯れてしまった株でもある程度大きければ芯を抜いて乾かしておくと子株を吹くことがあるので最終手段として試して頂くのも良いと思います。
若しくはガラスの瓶などにスパニッシュモス、石ころ、流木などを入れて枯れたエアプランツを飾っておくとオシャレでカッコいいので小さい株で枯れてしまって子株を吹くことも期待できなければアートに変身させて楽しむのも良いかなと思います。
そして水やりを減らすと言いましたが、与える水の量も減らす必要があります。
具体的には霧吹きなどで遠くからふわっと水やりをします。
本来のミスティングは植物体をある程度の時間濡れた状態を維持するために十分に滴るくらいの水を与えますが、寒さで弱った株には少量の水を与えて1度水を与えたら次は1週間後に水を与えます。
これを繰り返して状態が悪くなっていないのが確認でき栽培環境の温度が最低でも10度以上保てていれば週に2回程度ふわっと水やりを行います。
ここから様子をみて状態が悪くなっていなければ通常の十分水がしたたる水やりを週に1回のペースで行っていきます。
このように寒さで弱ってしまったチランジアには人間でいうとおかゆを食べさせて徐々に普通の食事に戻していくように少しずつ焦らず回復させるのがポイントです。
こちらのミストガンは細かい水を与えることができるのでふわっと水やりを行いやすく冬の水やりにもお勧めです。
-2度になると
2023年1月25日、26日と私が住む関東地方には最低気温が氷点下を下回る寒波が訪れましたが
外で管理をしている
- ベルゲリ
- アエラントス
- パレアセア
- アルビダ・ミノール
こちらの4種類は
-2度でもノーダメージでした。
ちなみに室内の窓辺で暖房を一切使用していない部屋でウスネオイデスを管理していましたがこちらもノーダメージでした。
カーテンレールにかけていたので特に夜間は外と同じくらい冷え込んだと思いますが耐えてくれました。
ラクマ、メルカリ、自身のオンラインショップにてコウモリランの板付け・エアープランツの流木着生・塊根植物・ドライフラワーリース・スワッグなど、植物やハンドメイドの商品をペトペンチアという名前で多数出品しているので、もしご興味があればこちらのURLからショップまでお越しください。
またYouTubeのチャンネル登録をして頂くエアープランツを1つプレゼントしています。
動画でも植物の挿木、株分けの仕方、
鉢の作り方などのグリーンライフに役立つ情報を発信しています。
園芸の楽しさを私と妻、ご覧の皆様と共有できれば幸いに思います。
今回もご観覧頂きありがとうございました。
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